方位マイスター林巨征の公式サイトです。

林巨征公式サイト
本を出版する話 
林 巨征は、幸いにも学習研究社という、超大手出版社から自著を出すことができました。多くの方々から、出版の相談が来るようにもなりました。そこで出版に至るまで自分の辿った道を公開しようと思います。

金函玉鏡の本でメアド を明かして以来、読者から色々な質問がくるようになった。その中でも多いのは、「ある占術をマスターするには、どんな本を読んだらよいのか教えて欲し い。」あるいは、「この本についてどう思うか。」ひどいのになると「読んではならない本を教えて欲しい」などである。評論家気取りで「この本はこの分野に 詳しいが、あの分野はまるでダメ」「この本は内容が根本的に間違っている。」「この本は内容が煩雑で読者を間違った方向に向かせる」などというのは簡単 だ。かくいう私もそんな時代があった。現在、自分が本を出版し、評価される側に立ってみると、このような無責任発言には大変腹が立つようになった。という のは曲がりなりにも出版社から一般書を出版するには、大変な労力が必要だとわかったからである。苦労して出版した本についての無責任な批判など許すもの か。自分が本を出して以来、他の先生の出版物の批判は一切しないことにした。自分と同様、他の先生にとっても出版は大変なイベントだからである。

さて、出版のプロセスについて述べたい。
出版には企画と自費の2種類がある。企画出版とは、すべて出版者側のリスクで出版するもので、著者は全く出版の費用を支払う必要がなく、本の印刷部数に応 じて原稿料が入る仕組みである。それに対して自費出版とは印刷製本など出版に関する費用を著者側で負担するもので、出版社としてはリスクは全く負うことは ない。自分は経験はないが自費出版の場合は、出版に於ける金銭的リスクをすべて自分で負うので、出版そのものは比較的簡単であり、内容が出版社のカラーに 合っていさえすれば、著者の自由な内容で出すことができる。出版社の仕事は、印刷、製本および流通に乗せることである。また交渉によって初期費用を出版者 側と分担する道もある。自費出版を扱う出版社は比較的小規模のところが多いようだ。


もう一方の出版手段は企画出版である。大手の出版社は概ねこの方式を採る。要は出版社が企画して著者に書かせ、それを製本して流通に流す。そのための一切の費用は出版社が負担する。著者は原稿料を発行部数に応じてもらう方法である。
あるいは、著者が自分の企画あるいは原稿を出版社に持ち込み、出版社が審査の上、発行が決定する場合もある。もちろん内容の審査もさることながら、著者の人物的な評判も大きな要素となる。どの出版社もトラブルは避けたいものだ。

いずれにせよ本が売れなければ出版社は赤字となるので、当然ながら、原稿そのものに出版社の意向が色濃く反映される。出版社は、それぞれ売るためのノウハウがあり、それを加味した本でないとダメということである。
占術の世界では、細木先生や小林先生、李家先生のように著者が有名な場合は、それだけで販売力があるが、無名な新人の場合は内容で勝負しなければならな い。また読者層を想定した場合、内容がいくら立派でも読みこなすのに困難、あるいはその逆に専門家が読むには簡単すぎて回りくどい説明はよろしくない。

自分の場合は今まで出した本は、すべて企画出版であるが、出版社によって明らかに想定読者層が異なるので、それに合わせた記述が必要であった。例えば青 山社様の場合は、対象が仏家であり、内容も信徒の相談に乗るという趣旨であるが、学習研究社様の場合はムー誌の読者が対象であり、興味ある分野の術を自分 で活用するという趣旨になる。あるいは新人物往来社様の場合は、歴史分野の研究に興味があって知的な好奇心を満足させなければならないという趣旨になる。

さて企画と自費のどちらがよいか、という議論であるが、自分の研究分野について、他の意見に左右されることなく思い切り表現したいなら、絶対自費出版で あろう。一部でも多く本が売れて、原稿料を稼ごうというよりも、部数は出なくても良いから自分の考えを出版物として発表したいという趣旨である。反対に一 部でも多く売って有名になろう、という趣旨なら企画出版に限る。出版社のマーケティング力や販売力は我々が想像する以上に強力だ。
また、出版社に対する「伝」も大きく左右してくる。最近よく新聞広告の載る自費出版をメインの商売とする出版社は、敷居が極めて低いが費用が高めの設定 である。一方、企画がメインで自費出版も行う出版社は、費用はリーゾナブルであるが、敷居が結構高いし審査もきつめである。企画出版で行くなら、ある程度 「伝」のある出版社に原稿持ち込みということになるだろう。


つぎに、自分が経験した企画出版について述べる。
企画あるいは原稿が持ち込まれてから、出版に至るまでの出版社内部での決断については、ここでは書かない。というよりも、わからないので書けないのである。
さて、いよいよ出版が決まったら、幾多の試練が待っている。最初にすべきはもちろん原稿執筆であるが、これは完成していることにしよう。まず出版社の内 部で担当の編集者が決まる。この編集者の手腕によって本の出来不出来が決まってしまう。私の場合は、青山社、学研とも最強の編集者に恵まれた。最初は編集 者が原稿を読み、徹底的に分析し加筆修正が要求される。当然締め切りも厳しい。これが、何度も繰り返されるのだ。ある程度、完成原稿に近づくと、今度は編 集長に査閲をしてもらう。編集長の目から見てやはり加筆修正が要求される。その後編集長がOKを出して原稿は完成だ。次は、イラストである。大手出版社に は専属のイラストレータがいて、表紙のデザインや、内部のイラストを手がける。これも内容との整合性が問題となる。その後ゲラ刷りができあがり、誤植など を何度もチェックした後、製本に取りかかる。完成後、やっと流通に流れることになる。つまり取り次ぎを通して、町の小売り書店やネット書店におかれるので ある。書店によっては大量に仕入れて、平積みにしてくれるところもある。自分の場合、神保町の書泉グランデ様が数十冊の単位で平積みにしていただいた。
また、流通経路であるが、これは出版社によって異なる。学習研究社や新人物往来社のような大手出版社については、取り次ぎ、小売りのルートであるが、青山社のような専門出版になると、顧客(ここでは寺院)へのダイレクトメールによる直販が中心となる。
店頭に並んだ後は、売れ行きが気になる。あとは宣伝や口コミなどで初版が全部なくなるのをひたすら待つだけである。
自分の場合は、原稿提出から実際に店頭に並ぶまでちょうど1年かかったが、苦労の末、自分の本が、他の有名な先生のそれと並んで書店に置かれているのを見るとうれしいものである

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