紫微斗数の売り場です。最近は、東海林秀樹先生と、その一門が新作を発表されています。かって、鮑先生のみが専門書を出されていた時代と、隔世の感があります。
田宮先生の「もっともわかりやすい紫微斗数占い」です。
初心者が簡単に、結果を得られるという観点に基づいて書かれています。
あくまでも一般書としての範疇を飛び出すことなく、誰もがある程度の結果が得られるという点は、すばらしいです。
本書から、導入して上記の専門的な本に進まれるとよいかもしれません。
東海林先生のデビュー作「紫微斗数占法要義」です。
今読み返してみると、最新作とは異なったおもしろさがあります。
東海林先生の紫微を研究するには、同書から始めるとよいかもしれません。
この書は、四化星の運用を初めて記載したものですが、四化星については、読者独自での研究が必要で、本書を参考にして自分なりに内容を取捨する必要があります。
次のおすすめは村野先生の「中国が生んだ最奥秘伝占術 紫微斗数」です。
村野先生は、占い喫茶「アタール」で鑑定を続けられており、固定のファンも数多いです。
東海林先生に習っておられたようですが、彼独自の考えも本書には表現されており、研究者にとって、大変参考になります。
一般書ということで、価格も廉価ですが内容は専門書に匹敵します。
本書現在品切れのようです。
東海林先生のお弟子さんの鳴海健一先生「秘中紫微斗数奥義」です。内容は東海林本よりやや高度で、特に後半の第2部では四化星の活用方法について一部触れています。
東海林先生が、東洋書院から「紫微斗数占法要義」を出されて以来、村野先生や鳴海先生から次々に四化星の活用について公開されたことは非常にすばらしいことです。
本書は、第2部に宝石がちりばめられていますので、集中的に勉強してください。
本書は発行部数が非常に少ないようです。
第1のおすすめ本は、東海林先生の「紫微斗数占星術奥義」です。
本書の特徴は、心理学的なアプローチが試みられており、大変興味深いものです。
東海林先生とのつきあいは、20年以上になりますが、紫微については、何度も台湾を往復され、最終的に現在の地位を得られた先生です。
判断は非常に的確で、また鑑定者の気持ちに立脚した鑑定を行われます。
本書は、東海林先生の紫微研究の集大成といったところでしょう。
決して内容的に解読が困難ということではなく、初心者でも安心して読みこなすことができます。
鮑黎明先生が最近出されました「紫微斗数精義」です。
古くから命理を勉強してきた人は、ほとんどが先生の東洋書院版の旧書「飛星紫微斗数闡秘」から入ったものです。従って誰も鮑先生の「紫微本」の復活を願っておりました。
本書は同じく旧書であるごま書房の「紫微斗数入門」およびオレンジ出版の「紫微斗数」を復刻した物との理解ですが、加筆修正も為されており、待望の一冊でしょう。
あくまでも入門書ですので、四化星の応用的見方については記載されておりませんが、一般書に何でも期待するのは間違っています。
この世界に初めて足を踏み入れる方には、最高の入門書です。