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書評:椎羅著「紫微斗数実占ハンドブック」鴨書店刊 
椎羅本
四柱推命本が続いたが、今回は紫微斗数書を紹介する。椎羅先生の「紫微斗数実占ハンドブック」である。本書は入門書でもなければ、専門書でもない。あくまでもハンドブックである。実に画期的な著作だ。本書さえあれば、鑑定時の工数が大幅に削減される。
144通りの紫微命盤のパターンの中で、鑑定対象者の該当するページを開ければ、おおよその先天運の判断ができてしまうのである。従って鑑定する時のリファレンスマニュアルとして使用するためのものだ。「紫微斗数必携」という名前でも良いかもしれない。
プロにとっては、これは非常に便利だ。鑑定の際は手放せない。

一般に紫微斗数の解説書は、各星ごとの説明が中心だ。例えば紫微星を命宮に持つ人は云々、あるいは紫微星と貪狼星が同宮にあると云々。
ところが、本書では、紫微星の位置と命宮の位置で、判断の主な根拠となる主要な星の配置が決まっていて、それが144パターン掲載されている。ちょうど1ページ1パターンの構成である。そして、判断がそれぞれ掲載されている。判断内容は、椎羅先生が、数多くの古典を調査し、加えて長年の鑑定の経験に基づいて作成したものである。

もちろん、これだけでは完成ではないので、それ以外の星の判断も加えて、命盤を読み取る必要がある。この部分は本書では対応していないので、それぞれ専門書を参考にしてほしい。加えて、大運や年運などの後天運についても対応していない。これは椎羅先生の次回作に期待するものである。144パターンのフォーマットを利用して、内容を後天運の解釈に書き換えればよいと考える。

また、紫微斗数が全く初めてで作盤の方法もわからないという初学者には、椎羅先生のサイトから「紫微斗数入門」というPDF書籍が無料でダウンロードできるので、利用してほしい。非常に優れた入門書である。

なお、「紫微斗数実占ハンドブック」は、鴨書店にて入手可能である。発行部数の関係もあるので、術者はとにかく手に入れておくこと。

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