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書評:奇門遁甲占法秘訣 安藤成龍著 
奇門遁甲吉村全伝奇門遁甲(黒門著)以来、久々の奇門遁甲の大著が発行された。著者の安藤成龍先生は広島にてご活躍の術士であり、有力なる中国術士との繋がりが深く、エネルギッシュな紳士である。今回は、先生が今まで深く温存してきた奇門遁甲に関する知見を、すべて表現した快作といえよう。

今ではよく知られている奇門遁甲という術であるが、この著は言うまでもなく「方位術」を解説したものではなく、本来の正当な使い方である「占断術」を解説したものである。そもそも奇門遁甲が方位術であるという定義は、昭和40年代よりの某流派の刷り込みであって、大変な誤謬である。また、生年月日をもとに遁甲盤を作成して「命理術」として使用することも同様に大誤謬だ。

本著は、全伝奇門遁甲(黒門著)に続く、占断術としての奇門遁甲を解説したもので、使い方としては、全く正当なものだ。中国の古典や、我が国の戦前の遁甲書もすべて占断術としてしか記していないのも、それを裏付けている。なお、自分(林巨征)は、5年間に渡って、週2回程度の国内移動でデータを採取したが、奇門遁甲は方位術としては、全く答えを出さなかった。

さて、本著であるが、作盤、運用、占例の三点から構成されている。特に占例は安藤先生のお弟子さんや知り合い、あるいは海外の知己の例をトランザクションしたものであり、極めて有用である。読者は何度も読み返して、ポイントを掴んでほしい。

この著作で一番素晴らしい箇所は、83ページから93ページまでの「3.目的別占断法」の部分である。どうか初学者は、この中の図だけでも、手元のノートに書き写して、判断時に常に参照するようにしてほしい。必ず的確な結果を出すと思う。

加えて、93ページからの「4.奇門遁甲と行動」の節は、安藤先生からの戒めとして、ぜひ頭に入れてほしい。これは奇門遁甲を方位術として用いてきたことに対する警鐘でもある。要は目的に向かって然るべきアクションを取らなければ、結果は出ないよ」という至極当然なことである。特に今までは奇門遁甲を好む人は、方位さえ取れば都合の良いことが向こうからやってくると思いがちであった。

東洋占術を行う術士は、ぜひ手にとっていただきたい一冊である。本著のような快作が5000円以下で入手できることは、我々のように暴力的な価格の占本を購入してきた者にとっては、極めて幸福なことである。

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