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書評:ひとノ間 太玄社刊 
ひとノ間太玄社象学新刊の三回目の書評は、「ひとノ間」東野祐三著である。
本著は、1987年に平河出版社より発行された、「象学ー運命の構造」長武寛著の続編として、長武寛先生の遺稿をもとに編集、加筆したものである。
 前著(象学〜)は、東洋占術の基本である十干、十二支、九星の解説と、特に九星の運用について、詳細に述べたものである。30年以上の発行であるが。もちろん現在でも通用する内容だ。この一冊だけで術が運用出来るようになるという完結性はないが、他の術を勉強する際に大きく参考になった。

 さて本著(ひとノ間)であるが、特に九星にフォーカスした展開がなされている。
とくに前半の第1章から第4章までは、伝統的な九星気学の解説であり、初学者にもわかりやすい内容である。
本書のハイライトは、後半の第5章から第11章までの、九星気学や干支学(幹枝学)を基にした、様々なエッセイの部分である。これらは従来の占術本には見られない、貴重な解説だ。要は干支や九星を用いた技術だけでなく、それより後の考え方について述べたものと思われる。
抽象的な文章でもあるが、むしろこれを読みこなして自分のものにしていくことに本著の大きな価値を見出す。これは一般の占術家ではなく、長武寛先生だからこそ解説できたのだろう。

本書は、もちろん一般の占術ファンにもお勧めであるが、実際に占術を生業としている方々にも大変参考になる一冊である。顧客を前にして結果をアドバイスするときに、内容に厚みがでるのではないか。

書評:【鐘福堂】通書 2023年版HOME書評:伯家神道 伝承の系譜 太玄社刊

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