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書評 インド占星術 入門編 kindle版 
raoindo
今回の書評は、Kindle版の電子書籍である。
先日、インド占星術の清水俊介先生とお会いした。私のお弟子さんである愛華汐織先生のお引き合わせである。清水先生は国内における、斯界のの第一人者であり、現時点で最も正当なインド占星術を我が国に紹介した先生だ。そこでは、我が国におけるインド占星術の現状と先生の活動を伺った。現在は、同分野の専門書籍の翻訳とKindle版での出版に注力されているとのこと。

 今回は、その中で最初に読むべき入門書を紹介する。本著は、以前紙の専門書として出版されており、古書でも出回っているが大変高価だ。kindle版のよいところは、なんといっても価格であろう。先生の翻訳本は本著に限らず、1250円という価格に抑えられている。

内容は「インド占星術の世界的権威KNラオが初心者を念頭に書き下ろした入門書」とされているとおり、初心者にも非常にわかりやすい。

 本著のよいところは、読み終わると次が同じくKIndle版で用意されているところだ。同じ価格で基礎編(上下)が出ているのだ。これは学習者にとっては非常にすばらしい。某出版社のように上巻だけ出して下巻は出さないという不誠実にことは無いのである。

本シリーズによって、インド占星術を学ばれる方が増加すること願ってやまない。

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書評:四柱推命(エッセンスシリーズ)照葉桜子他著 
四柱推命照葉桜子

 久々の書評である。東洋書院より新たにエッセンスシリーズと名うち、第一弾として四柱推命本が出版された。著者は東海林先生以下三名の名が記されているが、実際にメインに書いたのは照葉さんだと思う。この出版社の常として、発表されてからなかなか入手できなかったが、最近Amazonでも入手可能になったようだ。まあ品薄感を醸し出して購入意欲を煽るハングリーマーケティングという手法もあるが、この出版社がそんな気の利いたマーケティングを行うとも思えない。

 さて内容であるが、面白い特徴点があった。四柱推命の常道である用神(喜神、忌神)を求める方法であるが、その時まず身旺(本書では身強と表現)身弱を判断するが、本書では身中という概念を紹介している。要は命式に置いて自分(日干)に対するアウェイやホームの強さの度合いを判断するのであるが、従来の著作はホームが強ければ身旺、アウェイが強ければ身弱と二元的であり、ちょうど勢力が拮抗している概念が存在しなかった。

 身旺・身弱の判断を誤ると、その後のすべての判断が真逆になってしまう。実は四柱推命は、自分自身のこれまでの人生を振り返ってまるで的中していないと思っていた。その理由の一つとして自分の命式は多くの著作によって、身旺と判断されたり身弱と判断されたりはっきりしなかったのである。当に本著で言うところの身中状態であったのだ。

 このような、ことが市販書で公開されたことは、斯界にとって大きな進歩だと思う。本著を読まれた術士のなかで、より一層の研究が進むことを切に願う。

 また照葉さんの紫微の一般書も今月中に出版されるようだ。非常に楽しみなことである。

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書評:全伝奇門遁甲下巻 黒門著 
全伝下巻
 黒門先生の著作、「待望の」下巻が発行された。とはいっても、Amazonでは未だ入手できないようだ。当該出版社の販売力では、書籍を行き渡らせるにはなかなか大変なのだろう。「待望の」という表現を使ったのは、わけがある。当該出版社は、過去に上巻だけ出版して下巻は出版しないという前歴がある。まあ、今回は発売されたので目出たい限りだ。

 さて、本著の内容である。上巻の続きというよりも韓国奇門の解説がメインである。これは我が国では始めての書物での紹介だ。教室では随分前より扱っていたようだが。この術は、四柱推命や紫微斗数、西洋占星術のような一つの独立した占術体系であると思う。従来の奇門遁甲の韓国版だと思ったら大間違いだ。内容も方位術よりも命理術としての色彩が強い。大変興味深い術である。術としての基本的な能力の判断については、まだ事例が充分でないので今後の課題であるが、命理占の研究者はぜひ本著を熟読して、他の命理占と比較して欲しい。このような、一般に知られていない術を紹介した、黒門先生の努力を多としたい。

 それ以外に、金函玉鏡(日家奇門)についての解説もある。2種類の作盤方法が紹介されている。もちろん、どちらが正しいという結論は出されていないし、金函玉鏡と奇門遁甲日盤との優劣も出ていない。これは読者が判断することである。あと奇門遁甲作盤における局数の考え方や天三門地四戸などの技法についても記載され、初心者には大いに参考になる内容である。価格もリーゾナブルであるので、術者は是非入手されたい。

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書評:全伝奇門遁甲(上巻) 黒門著 東洋書院刊 
黒門遁甲本
 昨年末発表されて、漸くアマゾンで入手できた、黒門先生、久々の奇門遁甲の専門書である。同じ出版社の活盤奇門遁甲精義以来だ。手にとって見ればわかるが、ハードカバーの専門書といった雰囲気である。読んだらすぐ実践できるという実用書ではない。読者はじっくり読んで、自分なりに内容を噛み砕いて、いくつもの身の回りの実例を研究し、始めて実践できるまでの能力が得られる貴重な著作である。価格もそれなりに高価なものだが、それだけの価値はあるだろう。
 
 さて内容であるが、我が国初めての奇門遁甲の本来の使い方を説明したものと思う。小生がいつも主張する「奇門遁甲は占断の術」であることを全面に押し出し、またお弟子さんの占断実例を非常に多く、失物占、病占、恋愛占などの分野別に記載してある。占術家にとっては占例は萬金の値とされており、同著はこれに従った編集だ。
 
 元来、方位術としてしか見做されていなかった同術の占断例は、なかなか入手できなかったが、本著によって始めて、それも大量に公開されたことになる。
占断術は、多くの術士が実際に使用して占断例を発表していくことによって、錬られていくものである。周易や断易、六壬はまさにこのプロセスを経て、今があると思う。同著が発端となって、奇門遁甲が占断術として、多くの術者が使用するようになり、やがては現在の周易、断易や六壬と並ぶ占断術になって欲しいと思う。
 
 方位術としての利用法は、少しだけ紹介されているが同著のメインではない。これは奇門遁甲を命理術として使用することも同様だろう。ちなみに林巨征の私見であるが、方位術としての奇門遁甲は、営業活動を通じて非常に多く使用する機会を得られたが、効果が実感できなかったので、自分は現在は使用していないし、人にも薦めていない。
 
 下巻は3月の発売とのことだが、韓国の奇門が公表されるようだ。今から非常に楽しみである。ぜひ、下巻が恙無く発行されること心より願う。

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書評:玄空飛星派風水大全 山道帰一著 太玄社刊 
山道玄空風水本
 山道帰一先生の新刊風水本が太玄社より発売された。今まで風水や四柱推命の分野で、数多くの著作を発表された山道先生であるが、今回は翻訳ではなく、完全なオリジナルである。手に取ってみればわかるが、600ページを超える超大作である。

 内容は、今までの当該分野での最終形といってよい。今後本著を凌駕する作品は出てこないのでは、と思うほどの完成度の高さである。おそらく、本著のマスターが、風水の学習者のマイルストーンになるに違いない。すなわち本著を読破し理解することが、風水研究の第一歩となる。それぐらい網羅性があるのだ。
 私が、一番感銘を受けたのは第三章の玄空飛星派風水の基礎知識である。さすがに九星が判断の要になるので、九星に関しての考察は詳しい。特に毎日の九星の配布については、台湾香港で毎年発行される通書に従った内容が解説されている。これは我が国の暦に記載される園田式九星とは異なったものである。これについて今まで触れた著作は、我が国ではほとんど見かけない。数十年前、内藤文穏氏が自著の奇門遁甲密義にて、少しだけ紹介していたに過ぎない(私の知る限り)。もっとも内藤氏も日本式を採用すると述べていたが。この部分は本著で初めて公開されたと言ってよい。

 また、第八章の玄空飛星派の源流では、奇門遁甲について考察されている。要は風水と遁甲の関係である。自分は遁甲については専門家を自称しているので、大変興味深く読むことができた。
 本著は、風水の学習者や研究家はもちろんの事、むしろ気学家に読んでほしい。おそらく園田式の暦を使用していると思うので、本書(台湾香港式)と実占で比較してはどうであろうか?
価格は6000円を超え、一般市販書としては高価なものであるが、必ず価格以上の満足を得ることができる。風水研究者だけでなく、東洋占術を行う人はすべて手にとってほしい一冊である。

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風水*happy*方位術

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