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書評:紫微斗数古訣神探 東洋書院刊 
紫微斗数古訣神探
 久々の書評である。
 最近、紫微斗数の専門書の出版が目立つ。入門書ではないので、それなりに高価であるが、発行部数も限られてくるので、致し方ないところだ。むしろ、講習会に出席するよりも自宅で奥深くまで学べるのだから、研究者としては大歓迎だ。

 今回は、紫天十二宮会編集の「紫微斗数古訣神探」という著作を取り上げる。なんともすごい題名であるが、本著の趣旨として、術士が今までにトランザクションした、秘儀秘伝、判断方法などを整理取りまとめを行ったものということであるので、それにふさわしい題名だろう。

 手にとって驚いたことは、お決まりの作盤方法と巻末の万年暦が省かれていることである。これは専門書だから許される特権だと思う。メリットとしては、350頁に渡る大著のほとんどが解説に費やされていることだ。現在まで発売された紫微斗数本の中では最も詳しく説明がなされている、と感じる。

 内容であるが、原点回帰の一言だ。どうも最近の紫微本は四化星の運用に重きをおいていたものだが、本著では、主星や副星など星の解説にもっとも頁を割いている。本著の第一部で200頁以上がこれに充てられているのだ。
 また今まで軽視されがちであった乙級星や丙級丁級戊級の星までも扱っている。特に乙級星の説明は刮目すべき内容である。実は乙級といえども主星と同等の働きを示すことがあるからだ。

 第二部では、十二宮に判断の主眼を移し、宮単位での解説が行われる。判断をするうえで最も役に立つ内容だと思われる。第二部第二章では四化星の運用についても触れているが10頁程度の解説に止まる。第三部は事例の研究だ。

 本著は、中級を謳っているが、紫微斗数の初心者が読んだとしても全く問題がない。その理由は作盤については、PCやスマホのアプリで十分対応できるからである。私も、本著358頁に紹介されている「文墨天機紫微斗数」を愛用している。

 さて、次回作への期待であるが、後天運、すなわち大運、年運(小限か太歳かの議論も含め)月運などの解説書が欲しい。紫天十二宮会のますますの発展を祈念するものである。

 


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書評:人相学大全【麻衣版】山道帰一翻訳 
人相学
 風水で有名な山道先生が、今回は人相学の基本書を出された。

 なぜ基本書というかは、本著作が麻衣相法に準拠しているからである。
この麻衣相法という方式は、中国古代相法の中で最も標準とされる貴重なものだからである。

 この相法では「神相全編」という著作が有名であるが、我が国ではなぜか広まっておらず、
過去には歌丸光四郎先生の縁戚の方(娘さん?)が書かれた、神相全編入門という著作があるのみで、あとは八幡書店から神相全編正義という専門書が出されたのみであった。
 しかしながら、この二作は江戸時代の人相家である石龍子の翻訳本に準拠したもので、原典を直接解説したものではない。

 今回の山道先生の著作は原典から正確に日本語訳し編纂したもので、極めて貴重な資料といえる。我が国では、人相については目黒先生や林先生、八木先生など極めて優れた先人を輩出している。
本著はそれらに並ぶ大作と言えよう。

 あと、表紙のカバーに五嶽眞形図が印刷されている。これは直接人相とは関係ないが嬉しい話だ。

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書評:子平推命の基礎 太玄社刊 
子平推命
 四柱推命の専門書である。表題は「子平推命」とあるが、この名称は、この流派独自の呼称であろう。一般的に使用されている名前では無い。
 
 第一章の「はじまり」では、著者が四柱推命と子平推命の違いを説明しているが、最初に子平推命が存在し、その一部のわかりやすいところだけ切り出したものが四柱推命と定義されている。特に四柱推命は通変と十二運の意味だけで判断しており、五行の強弱や喜忌を見ていないとされている。確かに40年も前の書籍には新章文子先生の「四柱推命入門」など、そのような本も存在したが、現在四柱推命を謳う出版物では、私の知る限りでは水晶玉子先生の入門書ぐらいしか思い当たらない。
 なお、私は「通変と十二運の意味だけで判断云々」という技法は決して否定しない。算命学という、別の術では、この考え方で膨大な判断体系が築かれている。

 まあ、この世界ではよくあることだが、他術と差別化することによって、当該術の権威付けを行うことだと考えるが、まじめに四柱推命を研究されている術士にとっては、これについては意見もあるだろう。

 さて内容であるが、格局の決め方、用神、喜神、忌神の策定方法が、我々が勉強してきた方法と大きく異なり、当然結果も違ってくる。ちなみに自分は、本著のやり方を用いると「従旺格」という非常に偏った格(外格)となってしまう。過去の自分の人生を振り返ってみても、疑問は残る。

 説明はロジカルでわかりやすいのだが、それで実際の人生と合致するのかと言われれば疑問だ。
本著を購入する読者は、四柱推命を勉強された方が多いと思うが、それぞれのやり方で喜忌を出して自分の人生に当てはめて考えてみるべきだろう。

 自分は、様々な意見を研究する立場なので、本著については楽しませていただいた。

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書評 龍神さまの《ご利益》がわかる本 大法輪閣 
hanedaryuujinn

今回は仏教書である。羽田守快先生が大法輪閣より出されている一連の入門書の最新作である。
このシリースは、観音さま、聖天さま、お地蔵さま、不動明王など一連の神仏をタイトルとして、それについて詳しく論評し信仰の一助とした内容で、どの著作も大変詳しく解説がなされている。しかも、入門書としての体裁は外すことなく、初心者にもわかりやすい解説だ。

今回の著作は龍神さまである。最近多くの龍をテーマとしたスピ本が発行されている。龍がタイトルに有るだけで、そこそこの売れ行きなのだから、スピ本出版社としては美味しい話だろう。多数の著作が書店に並んでいるので、読んだ方も多いと思うが、「別に龍でなくても」というのが正直な意見だった。

本著は、宗教的側面から捉えた信仰の対象としての龍(というよりも龍神)であり、従来書とは一線を画す内容だ。むしろ全国の寺社にお祀りされている龍神(あるいは龍王)について、詳しい考察がなされ、信仰のためのガイドの役割を果たす好著である。

ぜひ、手にとってほしい一冊である。

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書評 レムリア古神道の魔法で面白いほど願いはかなう!大野百合子著 
oonoyuriko

 日本の神様カード、神託カードで有名な大野百合子先生の単行本である。
サブタイトルがついていて、古代日本の祈りがおこす奇跡、とある。
 書店で手に取ったときは、凡百のスピ本かと思ったが、読み進めていくうちに驚くべき内容であったのだ。前半は確かにレムリアという単語が示すとおり、スピリチュアル的な内容で、苦手な人は苦手だと思う。ところが後半は神道の行法が紹介されているのである。特に第4章の古神道実践編は驚愕すべき内容だ。もちろん専門的に修行されている行者の方々は、八幡書店の大宮司朗先生の著作等で研究されていると思うが、基本的な神道行法の知識を得て、毎日実践したいアマチュアの方々にとっては、本書の内容は素晴らしい。しかも一般書で廉価なもので、簡単に入手できる。

 具体的には、禊と祓い、鎮魂法、言霊、振魂、まじなひなど一連の行法が簡単に紹介されている。この4章だけでも、1万円もする専門書に匹敵する内容だ。

皆様にはスピ本の一つと思わずに、神道行法の紹介本として手に取ってほしい一冊である。

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